我が家のキッチンフルリノベーション計画

自宅のフルリノベーションを考えた時に、まず我が家でもっとも大事な場所は
「キッチン」でした。

元々の間取りは、独立キッチンで、奥にあった台所スペースを大幅に間取り変更をして、オープンキッチンに変更しました。

毎日の英気を養う、食事をつくるキッチンの使い勝手や収納、デザインは家の顔ともいうべき場所かも知れません。

そこで、今回は、我が家のキッチンリノベーションの流れと間取り、キッチン選びのポイントなどについてまとめてみました。

目次

キッチンのリノベーションで私たちがやったこと

①独立型キッチンからオープンキッチンへ

まず、間取りを大幅に変更しました。
元々は家の端っこにあった独立型キッチンを、家の真ん中のリビングダイニングへ移動し、オープンキッチンにしました。

劇的ビフォーアフター的なタイトルをつけるとしたら「家の真ん中に食卓がある家」という感じです。

②オープンキッチンのメリット・デメリット

メリット

オープンキッチンにしたことで、キッチンが家の中心ですので非常に明るく、料理を作りながら家の中を見渡せます。
キッチンの横にはパントリー、寝室、ランドリールームへつながる隠し扉があるので
料理をしながら、洗濯をしたり、お布団を干したり、掃除したり、洗濯物を畳んだりと家事できるようにしています。

あとはシンプルに日当たりが良いので、キッチンが写真映えします。
また、まだやってはいないのですが、小さいキッチンカウンターを作ったので、カウンターチェアーを置いたら


「ママ、一杯ちょうだい」

「はいよ」

というbarごっこも実現できます。

そして、キッチンの横にダイニングテーブルを設置しているので、料理を作ってすぐに並べることができるのも便利です。
片付けも、1,2歩歩けば食器を片付けることができるのも良いです。

独立型キッチンの時よりは、料理を運ぶという手間が省けます。

デメリット

しかし、デメリットとしては家の中心にキッチンがあることで、料理をしたら家全体が料理のニオイで満たされます。
一時期、焼き芋にはまっていた時期は、寝室にいても、家に帰ってきて玄関あけても
「い~し~や~きいも~」でした。


また、油を使う料理をすると油はねも気になりますし、リビングに設置してあるエアコンのフィルターを掃除すると
若干べたつきがあったのは気になりました。それだけ油って飛び散っているんですね。
掃除が大変~と思ったことはないですが。油の飛び散りという面で考えると独立型キッチン良いな~と思います。

ちなみに、そのままのオープンキッチンにするとコンロで料理したときの油が居間にも飛ぶので
造作でガラスの油ガードを作ってもらいました。掃除すると結構油が付いているので、効果はあるようです。

③キッチンの幅問題

キッチンの幅は家の大きさによって、制限がありますが、なるべく作業スペースは広く欲しかったので
「2400」cmのものを選びました。もっと幅が取れればもう少し大きくても良かったと思うくらいです。

また、賃貸の時よりシンクも大きくなったので
鍋やボウルなど大きい調理器具をササっと洗ったり、野菜を洗う際に重宝しています。

④キッチンメーカー選びで重要視したこと

さて、重要なのはどのキッチンを選ぶかです。
色んなキッチンメーカーさんの資料を取り寄せて、費用感や家のサイズ感、デザインや使い勝手など
我が家や(ズボラな私)に合いそうなものを選んでいきました。
オシャレさにこだわる人は、キッチンも造作にして、自分好みのアイテムを組み合わせ組み合わせで作る人もいるようですが
私は収納が豊富で、掃除しやすい方が良かったのでシステムキッチンにしました。

その中でも、トータル的に我が家のライフスタイルに合いそうだったクリナップさんのキッチンにしました。

ちなみに、私たちがキッチンに求めた条件は以下の通りです。

  • デザイン
  • 収納
  • 掃除のしやすさ
  • 傷のつきにくさ

デザインというのは、正直好みの問題なのですが、私たちは壁を躯体表し(コンクリートのまま)にする予定でしたので
そんなコンクリートの壁に合うような、シックなデザインのものをイメージしていました。

正直、なかなか「オシャレ」とか「可愛い」と一言で言っても、それぞれが思い描くものって違っていたりしますよね。
最初は「新しかったら何でも良いよ」と言っていても、よくよく選ぶと何でもよくなかったりします。
同じオシャレという言葉でも、例えば北欧っぽい暖かみのある雰囲気もあれば、モノトーンでシンプルなものもあれば
同じ可愛いという言葉でも、真っ白でお城のような雰囲気もあれば、カラフルでポップだったり、木目調が多いカントリーな雰囲気もありますしね。

ですので、ピンタレストとか画像を家族で共有して「私はこんな感じが好き」とか話し合ってすり合わせをしていきました。

最終的に、クリナップのステディアにしたのですが

  • 収納がとにかく多くて便利な点
  • パネルデザインが自分達好みでシンプルだった点
  • 掃除しやすそうな点
  • 内側が金属でカビにくそうだったという点

などで選びました。
ショールームにも何度が足を運んだのですが、いつも丁寧に説明していただきました。
ちなみに、予算に余裕があればセントロも良かった~!かなりハイソなデザインでカッコよかったです。

⑤造作棚?!既製のキッチン収納?!

キッチンスペースと造作棚を作っていく様子

キッチンの後ろの収納棚は、予算や好みのデザインに応じて、既製の棚をシステムキッチンとおそろいの物で統一したり
造作棚を作ったりして、設置していきます。
我が家の場合はなるべく予算を削りたかったので、収納系はほとんど造作棚にしました。


お酒やグラス、土鍋などを造作棚に置いているのですが、見せる収納をしたい方におすすめです。
反対に、食器がたくさんあってとにかく収納がいっぱい欲しいという方は、既製の棚の方がたくさん収納することができます。

ちなみに、我が家の場合、食材系の収納はパントリーを隣の部屋に作っているので、そこに収納しています。

⑥収納が少なくなった理由

造作棚にすることで、オシャレな見える収納はあって良いのですが、こまごまものは無印のカゴなどを使って収納する必要があります。
また、我が家の場合は冷蔵庫と冷凍庫が1台ずつあるので、そのスペース分ちょっと収納が少なくなりました。

(前の賃貸の家のときに、冷蔵庫が壊れたため、急遽、そこに合わせて小さめの冷蔵庫を買った後、コロナ禍になったため、冷凍庫も慌てて購入。その後、中古マンションの購入が決まったので、ちぐはぐ冷蔵庫・冷凍庫コーナーができてしまいました)
食器は、前の賃貸の家で使っていた小さい食器棚があるので、仕切りを使ったりしてギュウギュウに詰めています。

⑦ゴミ箱はどこにする?!

こちらもキッチンまわりの収納に関する問題ですが、造作でゴミ箱置き場を作る場所についても悩みました。
結果的に我が家はキッチン後ろの造作棚の一部をゴミ置きスペースということにしたのですが、リノベーションをした友人の家のキッチンは
キッチン下にゴミスペースがあり、処分も非常に便利そうだと思いました。
また、その分後ろのスペースに収納ができるため収納量も増えます。ここはリノベする際によく話し合って決めた方が良い場所です。

⑧食洗機は大きいほど良い

食洗機は引き出し型にしましたが、大きい方にして正解でした。

私の食器のしまい方が下手なのもありますが
大人二人暮らしでも、食器を2回に分けて出すこともあります。
予算があれば、ミーレ入れたかったなとも思います。

⑨コストを抑えるためにしたこと

好みのデザインのシステムキッチンを入れるとなると、相場感でだいたい100万円~前後かかります。そのため、私たちがコストを抑えるために行ったことは以下の通りです。

後ろのゴミ箱スペースと棚を造作している途中です。
  • 壁付け用のキッチンをオープンキッチンに変更し、造作の棚や台を設置
  • 蛇口は自動ではなく手動
  • ガスコンロは施主支給

施主支給というのは、自分達で用意するということです。これも工事業者によっては不可能な場合もあるので、応相談です。また間違えて違う商品を選んでしまうリスクなどもありますので、心配な方はそのままキッチンメーカーさんに依頼されることをおすすめします。

⑩予想以上にお金がかかったところ

オールステンレスっぽいキッチンにしたかったので、レンジフードもステンレスにしたところ、10万円ほど高くなりました。

ただ、オープンキッチンなのでいつも表から見える位置にあるので、ここにはお金をかけて良かったと思っています。ダクトもシルバーなので、飲食店っぽい雰囲気になりました。

ちなみに、私たちのようにオールステンレスのキッチンでかっこよく仕上げたい方は、サンワカンパニーのキッチンがコスパ良いと思います。

  • ステンレス
  • セラミック
  • 人工大理石

など、メーカーそれぞれ特徴や強みがあるので、実際にショールームで見て、自分たちのライフスタイルとすり合わせてみると良いと思います。

リノベーション後の使い勝手は?!

キッチンをフルリノベーションをしてから、もう1年以上経ちますが、使い勝手は大変良く気に入っています。

まず、システムキッチン自体が掃除しやすく、作業台も広く、収納も広いため大変使いやすいです。

後ろの造作収納棚も、オシャレで写真映えするのでお気に入りです。欲を言えば、ゴミ置きスペース分、収納を増やせばよかったなというのもありますが、冷蔵庫と冷凍庫の場所が一番問題なので、次、冷蔵庫を買い替えるときは、大きいサイズのものにして、1台に集約してみたいと思っています。

「ああでもない、こうでもない」

とデザイナーさんに我儘言って作ってもらった、大好きなキッチンなので、料理をする時間がより楽しいものとなりました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

食育子(かわむらいくこ)
リノベ食堂の運営者で、フリーの管理栄養士。
結婚を機に中古マンションをリノベーションし、好きなキッチンで今日も手抜き料理を作って楽しむ。
自身の雑な性質を敢えて開けっぴろげに披露し、ていねいな暮らし風を目指している。
栄養士だが計量と計算が苦手。

目次
閉じる