リノベーションでコンクリート壁にした理由とメリット・デメリット

リノベーションで室内の雰囲気に影響を与える「壁」のデザイン。

白いクロス、珪藻土、木目調、柄モノ、パステルカラーや流行のグレージュ、ネイビー塗装など、壁が変わると家のイメージが全く変わってきます。

これは、我が家のキッチン棚と躯体の壁なのですが、躯体にすることで、壁にかけた籠や収納が少し映えるような気がします。

私は元々そこまで壁の質感や色味に、こだわりはなく「ガチャガチャとうるさくなければ良いか」くらいに思っていました。

色んな選択肢はあったのですが、結局「躯体表し」つまりクロスを剥がしてそのまんまのコンクリート壁でいくことにしました。そして、リノベーションをして1年経った今でもコンクリート壁にして良かったと思っています。

では、一体、コンクリート壁の何が良かったのか、メリットだけでなくデメリットも含めて解説していきたいと思います。

目次

コンクリート壁にした理由

①シンプルでかっこいいから

コンクリートむき出しの壁なので、クールな雰囲気はしますが、料理やお花の写真を撮るときにコンクリートを背景にするだけで、大変映えます。

撮り方が下手でも、何だかそれっぽくなってしまう背景の魔法...それがコンクリートマジック!!!なのです。笑

②安かったから

リノベーションをする前の家は、白いクロスが貼られていました。それはそれで良いと思いましたが、リフォームと違いリノベーションは、壁を全て壊して配管から新しく交換するため、結局は新しい壁を作った後で壁紙を貼り直す必要があります。

その際、コンクリートの上に壁紙を貼ったり塗装をしようとすると、もちろんその分料金がかかるため、節約のためにも「コンクリートのままで良っか」ということになりました。

③クロスが思いの外キレイに剝がれてたから

中古マンションのリノベーションをする場合、解体工事の際にクロス剥がし職人さんが入り、壁紙を剥がしてくれます。今回ラッキーなことに、その職人さんの腕が良く、クロスを大変綺麗に剥がしてくださいました。

そのためまだ、タイミング的に変更可能だったため

「敢えて新しく壁紙を貼り直さなくても、そのまま綺麗なコンクリートを活用させていただこう」

ということになりました。また、マンションによっては、いくら職人さんが頑張って剥がしてくれても、クロスが綺麗に剝がれない場合もあるようです。

④造作の木製壁と相性が良いから

リノベーションのデザインを考える際に、我が家では「カフェやbarのような雰囲気にしたいね」という話をしていました。

家具やキッチンメーカーのセット棚を別で購入して入れる案なども考えたのですが、意外と造作の方が安く済んだので、我が家の場合は木製棚にしました。

その木製だなの茶色と、コンクリートのグレーがマッチしてカフェっぽい雰囲気をつくることができるため、躯体壁にしました。生活感を減らして、飲食店やテナント風のおうちにしたい方はコンクリート壁おすすめです。

以上が、コンクリートむき出しの壁にして良かったことです。

実際に、適当に写真を撮ってもいい感じにオシャレになりますし、家にいながらお店にいるような気持ちになるので、テレワークをしながらも、テンションが上がります。

では、躯体表しにして、悪かったことも挙げていきたいと思います。

コンクリート壁のデメリット

①冬は寒い

壁紙が一枚無い分、ちょっと寒いような気もします。でも、部屋の位置や立地の方が影響度が高いと思います。

つまり、その程度です。

②なんかよくわからないメモの後やら穴やらある

新築時に躯体に書かれたメモなどは、そのまま楽しむことができます。

また、なんかよく分からない穴ぼことか、味のある傷も気になる人は嫌かも知れません。

私は毎回、黒い影をみて「え?!虫?!あ!違った、穴ぼこやった!」と一人で騒いでいます。

③場合によっては、クロスの接着の後が残ったまま

壁紙を剥がしたあと、コンクリート部分に白い接着の後が残ることもあります。それがガザガザして気になるという方はいるかも知れません。

結局はコンクリート壁にして良かった

メリットだけでなく、デメリットもあるのはありますが、でも総合的にはコンクリート壁で良かったと思います。壁が躯体表しだと、衣類をかけていても、何だかアパレルショップに飾っているような雰囲気が醸し出されます。

雑巾を置いても映えるコンクリート壁

また、我が家の場合は完全に全てがコンクリート壁というわけではなく、リビングは将来的にプロジェクターを映し出したかったので、白く塗装してもらいました。

ですので、部屋ごとに分けて、例えばキッチンまわりはコンクリート、寝室は白で清潔感を、みたいに色分けしてみるのもアリだと思います。

というわけで、こんな100均のプラスチックボトルに、色気もなく「めんつゆ」と書いたシールを貼っても、何だかオシャレに感じる(無印のBGMとか流れてきそうな雰囲気の)おうちになるので、予算を削りつつ、カフェ風の家を楽しみたい方にはおすすめです。

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この記事を書いた人

食育子(かわむらいくこ)
リノベ食堂の運営者で、フリーの管理栄養士。
結婚を機に中古マンションをリノベーションし、好きなキッチンで今日も手抜き料理を作って楽しむ。
自身の雑な性質を敢えて開けっぴろげに披露し、ていねいな暮らし風を目指している。
栄養士だが計量と計算が苦手。

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