川村郁子(かわむらいくこ)
管理栄養士、Ikofood代表。食育子という名前で活動。
福岡出身、病院管理栄養士を経験後、上京し独立。
栄養専門学校の講師、料理教室、食育イベントの講師、ラジオDJ、通販番組、ライターなどを通じて、手軽で実践的な食育を伝えている。
結婚を機に中古マンションのリノベーション工事を実施、お気に入りのいっぱい詰まったキッチンになったことで、より料理が楽しくなり
「暮らしが整うと食や健康が整う」をテーマに、リノベ食堂レシピをアップしている。
また、本人がガサツなことから裏テーマを
「雑な人のていねいな暮らし風」ということにしている。
私は、フリーランスの栄養士として今まで多くの方と出会い、お話させていただく機会をいただきました。
その中でも多かったのが
「食事が大切ということは分かっているのだけど、忙しくて完璧にできないんです」
という内容でした。
私自身も、大きな声では言えませんが、酒の肴系や揚げ物大好きですし、ラーメン食べ歩きもしますし、全く完璧ではありません。
むしろ、「完璧にしなくちゃ!」というストレスの方が身体に悪いのではないか?と思います。
だからこそ、私にできることは「なんだ、こんな感じで良いんだ!」と、調理や栄養管理へのハードルを下げることだと思っています。
例えば、そのきっかけの1つが”暮らしを変えること”だったとしても良いのではないでしょうか。
栄養や料理のことを意識するきっかけが
- 「自分好みのキッチン」
- 「お気に入りのダイニングテーブル」
- 「オシャレな食器」
- 「居心地の良いカフェのような部屋」
というのも素敵ですよね。
- 自分好みのキッチンになったから、料理が楽しくなった
- 料理が楽しくなったから、調味料や素材、食材にこだわるようになった
- 食材や調理法にこだわるようになったら、何だか疲れにくくなった
このような、何気なく興味を持ったことの延長線上に、健康ってあるのではないかと思います。
健康になりたい!と思ってなるのではなく、暮らしの中にお気に入りを見つけて楽しんでいくうちに、何だか心身ともに晴れやか。
そんな暮らしづくりのきっかけになると嬉しいです。
...という真面目な話は置いといて、ガサツでめんどくさがりな料理手順を見て
「うわ、なんやこれ!ていねいな暮らしかと思ったら、ばり適当やし、ただのカオスやないか!笑」
と、笑っていただけますと本望です。