郊外の中古マンションに引っ越したことで、以前よりもベランダが広くなったため、家庭菜園に興味をもちました。
正確に言うと、以前からやっていたのですが、日当たりの悪い部屋だったので、すぐに虫がわき、食べるまでに至りませんでした。
ですので、ほぼ家庭菜園初心者です。しかし、種を植えて芽を出して...という手間をかけるほど余裕もありません。
そこで、手始めに、買ってきて使った野菜の一部を植えて再生させる「再生栽培」というものに挑戦してみました。
再生栽培に向く野菜
再生栽培というと「豆苗」などが有名でしょうか。食べる部分を切ってお水をやると1~2回はまた伸びで使うことができるので、初心者でも始めやすいですよね。その他、カイワレや小ねぎなどを自宅で再生されている方も結構いるかと思います。
そんな私は、なぜかチンゲン菜からはじめてみることにしました。
チンゲン菜は、私の体感でいうとわりと大きくなるのが早く、食べるまでの期間が短いので「お!再生したぞ!」という達成感が得やすいように思います。
他にも、我が家では小松菜、九条ネギ、玉ねぎ、バジルなどがあります。
再生栽培の方法
再生するためのポイントは「根っこ」です。この根っこが既にある野菜はそのまま土に植えると、新芽が生えてきます。
チンゲン菜は根っこがなかったので、1週間ほど下の1㎝くらいを水に漬けて根を生やしてから土(野菜用の培養土)の入ったプランターに入れます。
チンゲン菜くらいであれば、100均のプランターでも再生できますし、ペットボトルの底などを利用してプランター代わりになります。
その後、水をやっていくと2週間くらいで、みるみる葉が生えてきて、いい感じに再生していきます。
蕾がついたら花の咲く前に収穫
再生栽培をしていくと、真ん中に菜の花のような蕾が出来ていきます。蕾ができて花が咲くと筋ばんで味が落ちるため、早めに食べましょう。蕾を見つけたら早めに収穫されることをおすすめします。
スーパーで購入したときより、ひとまわり小ぶりのチンゲン菜ができました!
よく育ってくれたね。ありがとう。
再生栽培したチンゲン菜をおひたしにしてみた!
①洗ってカットする
まずは、チンゲン菜の根とカットして、よく洗っていきます。
②沸騰した鍋に入れて茹でる
あまり茹で過ぎると、しなしなになるので、30秒~1分くらいを目安に茹でます。
(やっぱり、蕾が出来ていたので、いくぶんか筋っぽいですね)
③味付けする
茹でたチンゲン菜の水気をよく切り、めんつゆを少しと(今回は小さじ1くらい)かつお節(ひとつまみくらい)を加えて味付けしたら完成です。
美味しそう♪
収穫量はちょっとでしたが、お庭で育てた野菜で1品作れるなんて感動です。
再生栽培の注意点
これは、実際に再生栽培をやってみて感じたことなのですが、小松菜、チンゲン菜などアブラナ科の野菜はどうしても4月以降になると「アブラムシ」が寄ってきます。
そのため、こまめに葉をチェックしましょう。特に葉が密集して日陰になりやすい部分には注意してアブラムシを見つけ次第駆除しましょう。(うちの場合は、日陰の1~2枚にだけアブラムシが付いていたので、その葉だけ処分しました)
また、野菜なので観葉植物よりもコバエがわきやすい気がします。
ベランダ菜園ですし、なるべく農薬を使わずに育てないので、ハッカ水(無水エタノール20にハッカ水10滴と精製水50でつくる)を噴射させてはいます。あとは、土に水をやり過ぎないこと。乾いたらお水をあげる程度にしています。
あと、有機物にコバエが寄ってくると聞いたので、土のいちばん上1㎝くらいは「赤玉土」を被せて、コバエが寄ってきにくいようにして対策しています。
このほか、(殺虫剤を使わずにできる)良いコバエ対策があったら是非教えてください。
この他にも、再生栽培で作っているネギや玉ねぎも育ったら何か料理を作ってみたいと思います。