家庭菜園をしてみて学んだこと

新しいおうちに越して来てから、ベランダが広くなったことで家庭菜園を始めてみました。

以前の賃貸の家でも、少し家庭菜園はしていたのですが、ベランダが狭いのと、日当たりの悪さからか虫が大量発生してうまくいきませんでした。

しかし、今の家は日当たりが良いので、植物があっという間に大きくなり、青々としています。

そこで、まず我が家では、チンゲン菜、小松菜、ネギの再生栽培からスタートし、現在では

  • ローズマリー
  • バジル
  • じゃがいも
  • ミニトマト
  • 大葉
  • 小かぶ

を栽培しています。

バジルはハダニ被害で全滅したり、種から育てたこかぶはアブラムシが凄くてどうなるか分かりませんが、食物の育っていく様をいつも観察できるのは、とても楽しいです。

まだまだ家庭菜園初心者ではありますが、家庭菜園を始めてみて、色んな学びがあったので、書いていきたいと思います。

目次

家庭菜園を始めてみて学んだこと

ただの個人的な感想なので何の役にも立たないかも知れませんが、私が家庭菜園から学ばせてもらったことを挙げてみました。

植物は可愛い

まず、野菜を育てることで、より植物の可愛さを知りました。ミニトマトの黄色い花が咲いて、いつの間にか小さなミニトマトの赤ちゃんがなっていたと思ったら、あっという間に大きくなって増えている。とても可愛いです。

(奥の茎は強風で折れました)

じゃがいもの花も初めて見ました。白と紫色の混ざったような色の花でしたが、じゃがいもに栄養がいかなくなるそうなので、かわいそうですがすぐに摘みました。

大葉の赤ちゃんも可愛いです。でも、成長も早い早い。あっという間に大きくなって重たそうになっています。

太陽も雨も自然の恵み

ベランダで植物を育てていると、特に今まで以上に天候を気にするようになりました。植物によっては乾燥を嫌うので、雨が降らない時が続くと水やりを増やしたり、湿気を嫌う植物の場合には雨が続くと水やりを控えたり、屋根の奥に入れたり、日当たりが良い場所に移動させるなどして調整しています。お天気と相談というイメージでしょうか。

お日様が当たると植物が気持ちよさそうにのんびりしている気がするので、雨や曇りの日が続くとそれはそれで心配になります。日光も大事ですし、雨の水も大事。特にプランター栽培ですと、こちらでのお世話を意識する必要があるので、よく空を眺めるようになりました。今は、日々変わる雲やお空の景色を楽しみにしています。

無農薬だと虫がすごくつく

特に、5月ごろから気になり始めたのが害虫対策です。コバエよりも、アブラムシが凄くなります。低層階じゃないのにどこから飛んでくるんでしょうね。もう6月に入ると小ねぎはネギアブラムシの天下です。密です。

また、暖かくなってくると葉に白い斑点のようなものが付き始めて、調べるとどうやらハダニのようでした。なるべく農薬を使わないようにしたいので、お水にドボンと付けて窒息させよう作戦なども実行していますが、効果は数日と続きません。

お酢の農薬なども試してみましたが、今度は酸が強すぎると葉が枯れてしまったり(かけすぎ?)、本当に加減が難しい!

こりゃ、無農薬野菜が高くなるのも仕方ない、いやむしろ、あの価格で市場に出回っていることすらありがたい。とまで思うようになりました。

栽培に成功すればコスパ高い

例えば、バジルや大葉をスーパーで購入すると100円~150円くらいで手に入れることができますが、苗ごと買うと130円くらいで何度ても収穫することができます。大葉はあっという間に成長するので、もう2か月で1000円分くらいは育ってくれたと思います。ただし、最初は土や植木鉢など何かと準備が必要です。

  • 植木鉢
  • 腐葉土
  • 赤玉土
  • 肥料
  • 鉢底石
  • じょうろ
  • 支柱やネット、虫よけスプレー、スコップなどこまごましたもの

など、何かと必要に応じて書い足しているので、1年で辞めてしまったら、スーパーで野菜を買ってきた方が安くつくかも知れません。

なのでトータルでの費用対効果を上げるためには、継続的に栽培し続けなければいけません。全ての植物と初期投資で考えた場合、投資した分はまだ回収できていないという感じです。来年あたりだとやっと黒かな(なんの話)

農家さんありがとう

僅かですが、家庭菜園を自分でやってみることで、野菜を育てる大変さを知ることが出来ました。ごくごく小さなベランダのプランター栽培レベルなので、農家さんの苦労には到底及びませんが、だからこそ今まで以上に、農家の方への感謝の気持ちがあふれてくるようになりました。

毎年気候が変化していく中で、安定的に美味しい野菜を供給してくださってありがとう。

起こることのほとんどが小さなこと

なんだか、最後はポエムっぽい雰囲気の感想になりますが、毎日植物を見ていると、虫が付いていたり、土の中にもなんかうごめく存在があったり、プランターの中がもう1つの世界になっていることに気づきます。

確かに害虫は嫌いですが、毎日見ていると、害虫には害虫の人生があって、一生懸命生きて栄養を補い、子孫を残そうとしているんだなーと俯瞰してみることができます。このことって人間界でも同じで、自分にとって嫌な存在でも、その人はその人で一生懸命に生きていて、自分の生きた形跡を残そうとしている。ただそれだけなんだな。

そう思うと、なんか敵とか味方とかは本当はなくて、世の中の色んな気になることや不安の種も実際はこの小さなアブラムシやハダニのように些細なことで、お水ばさーってかけたら、あとはお日様に任せて、そっとして良いものなんじゃないかな。

なんて、植物を眺めていると気づくこともあります。

とはいえ、まだ私は人間が未熟なもんで、結局はお水ばさー、ぷしゅぷしゅーって葉の裏にかけて、さらに歯ブラシでガガガって取っちゃうんですけどね。数日たつとまた虫が付いていて...の繰り返しなので、虫との追いかけっこを楽しんでいます。

それが、生きていくということなんだなぁ。いくを。

まとめ

ちょっと最後の方は意味不明な感想になってしまいましたが、まとめると家庭菜園をすることで気づけたことは

  1. 農家さんへの感謝の気持ちが溢れる
  2. 害虫大変
  3. 継続的に栽培ができたらコスパは高いけどまだ赤字
  4. そして自然と戯れすぎてポエマーになる

でした!

家庭菜園をすることで、もう少し広い畑で育てたい欲も出てきたので、もう少し家庭菜園の知識を身につけて、いつかはミニ畑で育ててみたいです。

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この記事を書いた人

食育子(かわむらいくこ)
リノベ食堂の運営者で、フリーの管理栄養士。
結婚を機に中古マンションをリノベーションし、好きなキッチンで今日も手抜き料理を作って楽しむ。
自身の雑な性質を敢えて開けっぴろげに披露し、ていねいな暮らし風を目指している。
栄養士だが計量と計算が苦手。

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